【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)
【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)ってどんな絵本?
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簡単なストーリーの中で、絵本に付属している時計を実際に動かして遊びます。
はじめは家にある時計の形に目を向けてみたり、針をとにかく回してみたり。
絵本の流れに合わせて時計を動かして読み進めていきます。
この時計は「くもんのオリジナル時計(スタディクロック)」と同じものです。
長針を動かすと短針も動き、赤い短針は赤い文字を、青い長針は青い文字を読むことで
何時何分かを読むことができる仕組みになっています。
ストーリーだけでも面白く読むことができますよ。
くろくまくんのおじさんは時計屋さん。おじさんに時計の読み方を教えてもらいながら、楽しんで過ごしたりトラブルが起きたり…。
読み聞かせで時計は大人が回してあげてもよし。
一緒に読んで、子どもが回してもよし。
幅広い年齢にマッチしますよ。
【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)が我が家に来た経緯
我が家の子が3歳半くらいから時計に興味を持ち、「○時」「○時半」と、間違えたり確認したりしながらもなんとなく時計を読んでいました。
その後は、「長い針が4になったら保育園に行くよ。」等、時計を見ながら過ごす習慣をつけていきました。
1年くらいが経ち、4歳半でこの絵本を知り即購入。
この頃には子ども自身が「○じ△ふんや。」と(間違えていますが)言うようになっていたので、なんとなーく少しずーつ読めるようになってくれればいいか、と買ってみたのでした。
肝心の「時計が読めるようになったのか」については、後日経験談をお話ししますね。
【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)の良さ
冒頭でもお話ししましたが改めて、この本の良さは大きく分けて4つあります。
ストーリー性がある。
こういったお勉強要素のある絵本って、ストーリーはほとんどなかったり軽視されているものもあります。
ところが、この【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)は、起承転結があるストーリー。
普通の絵本と同じくらい楽しめるストーリーになっています。
はじめに絵本とお家の時計を見比べたり、針に触れるようにおじさんが話してくれたりするので、自然と時計に興味が向いたところでストーリーが始まります。
あそびもお勉強も、楽しくあってこそ。
子どもがつまらないと、大人が自己満足で与えてしまうことになります。
その結果、「買ったのに子どもは全然遊ばない」なんて残念なことに…。
楽しく学習していきたいですよね!
分刻みで時計が読める。
「○時」は教えやすくても、「分」って子どもに教えにくくないですか?
筆者は小学生になっても、60進数っていうのがいまいちピンときていませんでした。
そんなものは大きくなってから納得してもいいのでは?
習うより慣れよ!時計とはこう読むんだ!と実際学んだほうが、
時計の学習には向いているように感じます。
この時計は視覚的に時計を読みやすくしてくれているので、「慣れよ!」にぴったりで筆者のお気に入りに入りました。
短針と長針が連動している。
簡単なおもちゃのような時計だと、短針と長針がそれぞれ動いたりします。
それだと、長針が動いている間も短針は少しずつ動いていることが分かりにくいです。
【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)では、2つの針が連動しているので、遊んでいる間に感覚で、「長針が一周する間に短針がひとつ隣に動く。」ということが分かります。
この点も、筆者がこの絵本を時計学習に推す大きなポイントです。
針がスケルトン
実は、【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)には前進の絵本があったんです。
それは【はとのクルックのとけいえほん】(くもん出版)。
絵本に付属している「スタディクロック」は、赤い針(短針)は赤い文字を、青い針(長針)は青い文字を読みます。
「はとのクルック」では絵本の時計の針は透けていなかったのですが、くろくまくんではスケルトンになり、文字盤が読みやすくなりました。文字盤自体も変わっていますので、後述します。
【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)と【はとのクルックのとけいえほん】(くもん出版)の違い
ストーリー展開はほとんど同じ
はとのクルックも時計への興味が自然と出るように考えられたストーリーになっています。
時計の読み方を学びながら、起承転結のあるストーリーを読んでいきます。
強いてストーリー展開の違いを言うなら、くろくまくんの方が始まり方が丁寧かもしれません。
絵本が違うので、もちろんストーリー内容は違います。どちらかで時計に興味を持ったら、もう一冊も購入するというのもアリです。
キャラクターと色使い
子どもによって好みはありますが、一般的に子どもは、はっきりとした色を好みます。
くろくまくんの方は、ポップな色使いで子どもの目を引きます。
一方、はとのクルックは表紙の青さとは裏腹に、中は優しい色使いです。
キャラクターも現代の子どもたちには、ハトよりクマのキャラクターの方が親しみがあるでしょう。
とはいえ、ここはひとりひとりの好みであり、どちらが良いということではありません。
文字盤の違い
はとのクルックの文字盤がこちら。
そして、くろくまくんの文字盤がこちらです。
分かりますか?
はとのクルック(上)では文字盤の内側の円、「○時」と読む数字の円に隙間がありますが、くろくまくん(下)では隙間がなくなっています。
そして、文字盤の色もグラデーションから3色の切り替えで隣のゾーンとしっかり分かれていますね。
ここは筆者にとって「おぉ~」ポイントでした。
円に隙間があることで、それまで色を頼りに読んでいた子は「!?」でしたが、隙間がなくなることにより、安心して読めます。
色もはっきり分かれることで見やすくなりました。商品紹介のページにも書いてありませんが、素敵なマイナーチェンジですよ、これは。
価格の差
今現在(2021/02/22)で、はとのクルックより、くろくまくんの方が200円も低いんです。
改良されているのに価格はダウン!
/(^o^)\ナンテコッタイ
ありがとう。くもん出版。
まとめ
以上が、【くろくまくんのとけいえほん】(くもん出版)の概要と、筆者がこの絵本を勧める理由です。
はとのクルックと比べていろいろ言いましたが、筆者も我が家の子も、どちらも好きです。2冊とも持っています。
たくさん挙げましたが、何より楽しい!これが一番です。
楽しいと繰り返し遊ぶ。繰り返すことで少しずつ時計の読み方が身につく。
子どもには楽しく学んでいってほしいですよね!
他にも楽しく学べるKUMON TOYをこのブログで紹介していきますので、
覗いてみてください★
くろくまくんのとけいえほん 時計のみかたが楽しくわかる [ たかいよしかず ]
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